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私たちの想い
かつての富里地域は林業やキノコの生産が活発に行われ、森林の恩恵で経済が成り立っていました。時代の変遷は林業を直撃して、人の手の入らない森林となり経済効果が無くなりました。若者の流出とともに、高齢化の進行、災害発生の懸念、森林の高木化で田畑は日照不足のため耕作放棄地が拡大しています。加えて、ナラ枯れ、マツ枯れによる景観破壊の懸念など、様々な問題が発生してきています。
増富ラジウム温泉郷入口の道祖神
昭和39年3月31日 比志小学校富里分校 廃校
集落に起きた惨事
そんな中、2022年3月22日には小尾の集落で38棟を焼いて1人が死亡した大惨事がおきてしまいました。
火事の広がった背景には、限界集落の実情があります。集落内の約6割が空き家、火災で燃えた7割以上が空き家で発見の遅れが大火の原因でもあります。
これを契機に過疎化の進行に拍車がかかりかねません。
地域を守る一助となるために、森林の経済効果と持続可能な社会の構築を課題として立ち上げた私たち社団法人の取り組みも、より一層、活動領域を広げています。
植林、伐採、下草刈りなどの森林整備事業の一つとして、豊富に有るナラの木を、ナラ枯れ感染から起きる景観破壊の対策として、大径木の伐採を進めることで防ぎます。ついては萌芽更新がされ、地球温暖化防止の二酸化炭素の削減にも大きく寄与をしていきます。
伐採したナラの木は六次産業化の原木としての販売や、キノコ、炭などの多くの特用林産物を生産販売することで雇用の促進も併せて計っています。
次世代を担う子供達には、体験学習をとおして集落の魅力も発信しています。
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